7 Mar 2019
テネシー州ナッシュビルからも車で1時間半ほど、アラバマ州バーミングハムからも1時間半ほど
子供から大人まで楽しめるアラバマ州ハンツビルの観光スポットはやはり、NASAマーシャル宇宙飛行センターに併設されている、U.S.スペース&ロケットセンター
U.S.スペース&ロケットセンター
早速、高速のパーキングエリアにもロケットが
ロケットシティーを物語っています
近づくにつれて周りに特に何もない田舎町なんですが大きなロケットが何本も建っているので車で向かっていてもすぐにわかります👀
手前には大きなマリオットホテルも
なぜこんな田舎町に!?この有名なロケットが!?
それは、人類初の月面着陸を果たしたサターンVロケットを開発した場所、サターンVロケットがこの町で生まれたからです。ハンツビルは1950〜70年代のアメリカの宇宙開発の中心となった場所であり、現在もNASAが研究所(マーシャル宇宙飛行センター)を置いています。当館の毛利衛館長も宇宙飛行士の訓練の一環でハンツビルに住んでいたことがあるそうです。
〈見どころ〉
・実際に使用された服などの展示、宇宙生活の体験など
飛行士がつけたとされるオメガスピードマスターの展示、最初に月面着陸したバギーなどなど
どのような空間で生活しているのかどのようなものを使用しているのか
スペースシャトル操縦席
寝ころんだ状態で操縦 無重力空間だからできることであって普通の姿勢では無理です
(中で息子が寝ころんでますが肝心の上部写し忘れ ボタンがたくさん)
スペースシャトルに乗りこむ宇宙飛行士が最後に歩くブリッジの再現 遠目からは何か全く分からなかったのですがなんだか間近で見ると感動
・アポロ計画を見ることができる
1961年、「この10年以内に月に人間を着陸させ、かつ安全に地球に帰還させる」というケネディ大統領の力強い宣言から、世界初の有人月探査計画であるアポロ計画が始まります。
1967年アポロ1号の非業の火災事故、68年アポロ7号の地球周回飛行、8号の月周回飛行を経て、ついに1969年7月20日(アメリカ時間)、ニール・アームストロング飛行士とバズ・オルドリン飛行士を乗せたアポロ11号月着陸船イーグル号は月に降り立ちました
有名な話ですが何号がどうだったか、アームストロングは何号だったか、何号まで打ち上げられたかなど事前に知識を深めておくことをお勧めします
残念ながらアポロ計画は1972年の17号を最後に終わりました
ロケットセンターの一番奥には、本物のアポロ16号の司令船と、12号で持ち帰られた月の石が展示されています。あの巨大なロケットを打ち上げて、地球に帰ってくるのは宇宙飛行士がなんとか3人乗れるサイズのこの司令船だけ。。。表面は大気圏突入時の熱で焼け焦げてボロボロ。よく帰還できたなと目の当たりにして実感
月の石は1970年の大阪万博で見た記憶がある方も!?
正直、宇宙に詳しいわけでもなく知見があるわけではないですがこれを見た瞬間は感動しました
想像を絶する行い、計画、人が成し遂げることができることなのか??と思ってしまうほど
・そしてなんといっても人類初の月面着陸を果たしたサターンVロケットの展示
アポロ宇宙船を月に運んだサターンV(ファイブ)ロケットの実物大模型です。高さは111m、もはや塔にしか見えない大きさ
館内には完全復元されたサターンV(現存する3つの機体のうちの1つ。他の2つはジョンソン宇宙センターとケネディ宇宙センターに)もあり、中の構造が見られます。大きくまっすぐと長くそびえたつサターンVと横になっているものが両方見られるのは世界でここだけです
どちらもとにかく大きく、こんな間近で見られる機会はまずないので大興奮
大きすぎてどこからどう撮ればいいのかわからず結局ぶつ切り写真に💦
※上記の展示物であったり内容は主に奥の建物になります(マップ向かって右側)
・体験型アトラクションもたくさん
スペースシャトルのシュミレーターや、火星の岩を上るようなアトラクションは観光客や子供から大人まで大人気
ドームシアターもあり映画を選んでみることができます(チケットの種類が違うようです)
↑外からも今どういう映像を見てどんな風に揺れててとみることができるんですがけっこう激しい💦
・スペースシャトル パスファインダー号
外にはこちらもひときわ目立つ大きさ
地上試験用の実験機だそうです
本物のエンジンや打ち上げに必要なコンピュータは搭載されていないものの、ロケットの部品や鉄筋などは本物とほぼ同じ大きさ・重さに作られています
ほんとに大きいです
見どころだけでもてんこ盛りですがあと少し館内のご紹介も
メインエントランスを入りすぐにお土産屋さんが
そしてチケットブース
ブースとは反対側にはこんな体験場所も
早速中へ・・・と、入った途端お決まりの写真撮影
何ポーズかさせられるんですが意外に面白い(#^.^#)だけど$45ほどしていたような・・・
中にはいろいろな展示物
アメリカの宇宙開発の父「ウェルナー・フォン・ブラウン博士」の展示
大戦中ドイツでV2ミサイルを開発したフォン・ブラウン博士が、 この町に移住してきました。ロケットを作る技術は、ミサイルを作る技術と共通するところが多く、アメリカは優秀な彼らの力が必要なためドイツ敗戦後、すぐに彼らを亡命させアメリカに招きます。戦後アメリカ陸軍のために、ジュノー、ジュピターミサイルを開発したところがここであり そしてこのジュピターミサイルを発展させたのがアポロ宇宙船を打ち上げたサターンロケットです。
今でもブラウン博士はハンツビルの英雄だそうです
館内進むと唯一のレストランも
館内何か所かプレイグラウンド設けられていました
打ち上げ時を体験するもの!?遊園地などでよく目にするアトラクションもあったり(身長制限があるようです)
こんな写真も撮れたり
敷地内中、外合わせてかなり広いので見学バスツアーもあるようなので要チェックを
お天気が良くて、時間に余裕があれば自力で回るのも全然問題ないと思います
なんせ見どころがたくさんすぎて・・・マップ見ながら何度もこのロケットは「〇〇」だよねと
息子も最初はわけわからずあまり興味を示さなかったのですがなんなら月と地球、宇宙空間の関係とかから説明しなきゃだめな勢いでしたがやはり実物を目の当たりにして主人に説明されたり、シュミレーションを体感したりすると興味を持ち始めてサターンVを見たときは興奮していました
最後に、ロケットセンターではSpace Campというプログラムがあります。泊まりがけで宇宙飛行士の模擬訓練をしたり、宇宙について学ぶことができます。9歳から18歳までが主な対象ですが、大人向けプログラムもあります。このSpace Campは人気があって、高額な参加費にもかかわらず全米各地から参加者が集まります。細かく再現されたISSの模型で船外活動の模擬体験ができるそうでここでは無重力を体験するプールまであって、結構本格的なようです。
フロリダのケネディ宇宙センターや、ヒューストンのジョンソン宇宙センターがロケット、NASAと言えばという感じですがこちらでも見ごたえ十分な気がします。と同時にもっと勉強して知識を深めてから他の2か所も行ってみたいなという思いが深まりました。
子供から大人まで楽しめるアラバマ州観光スポットの一つはU.Sスペース&ロケットセンターでした
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