26 Oct 2020

アメリカで歯列矯正を始めたばかりの息子の体験談
2020.10.時点での情報になります
わからないことだらけで始まった歯列矯正調べるうちに矯正の大切さ、国民性の違いなど学ぶことが多かったので矯正で迷っている方のお役立ちができたらなと思います
✅アメリカでは歯列矯正が常識
・アメリカはデンタルケア先進国、子供のころに歯列矯正を行うのは親の責任と言っても過言ではないくらい歯並びに対する意識は高い
もし大人になって歯並びが悪い人は矯正をしてもらえなかった人(貧しい家庭かも)と思われがち
・日本→美容整形、アメリカ→体の疾患を治す感覚
この意識の大きな違いの表れが保険適用か適用でないか
・日本→痛くなったり何か問題がない限り歯医者にはいかない意識が強い
アメリカ→歯のメンテナンス意識は高い(歯並び同様、八重歯などは恥ずかしいもの)
✅歯列矯正の必要性・国民性の違い
・歯列矯正が必要な理由としてアメリカでは良い就職、出世への必須アイテム
歯並びが悪いと自分が管理できてないという印象を与えてしまう
・アメリカ人は口元で感情を表わす
マスクをつける習慣がなかったのも納得です
・アメリカ人は歯を見せて笑う文化
笑顔が敵意がないことを表すコミュニケーションのツールとなり危険な人物ではないと安心感を与えるもの、そして綺麗なスマイルが自信にもつながる
笑う文化で言えば免許証の写真なども歯を見せて写るのが普通
顔写真が載っているHPでもみんな笑顔かつ歯の白さも際立っています
・アメリカ人は頬にキス
口臭には特に気を付けている
口臭を大きく作用するのが歯並びとされている
・食生活の違い
日本→硬い食べ物が意外に多いためあごが鍛えられ比較的歯並びが綺麗
アメリカ→ピザ、ハンバーガー、ホットドッグなど柔らかい食べ物が多いため歯並びが比較的良くない
✅歯列矯正のメリット
・虫歯や歯周病になりにくい
・噛み合わせが良くなることで肩こりや頭痛を防ぐ
・矯正することで英語の発音がきれいになる
・スポーツにおいては集中力やパワーが発揮できる
・歯の生存率をあげる
・上下の噛み合わせがよくなるので呼吸がしやすい
✅歯列矯正の病院選び
・歯列矯正の専門医と定期健診やホワイトニング、治療などを施す歯医者は別と認識しとくべき
・自分たちが入っている歯の保険会社を確認、保険のネットワーク内の病院に行かないとすごい金額になる
例えば、矯正が有名な先生がいるけど自分の加入している保険に先生が加入していない、だけどもどうしてもその先生に診ていただきたいとなると保険診療外で受けるしかない
・あまりにも遠いところは避けるべき(通いやすさ)
治療内容によりますが3週間に1回、4週間に1回は通院することになる
ブラケットが取れたときなど急に行く必要があるときもある
・途中で引っ越しになった場合後の申し送りなどをしてもらえるかどうか(日本への歯科医へも含め)
・時間帯など
重要ではないかもしれないけど通常17時までとかのところが多いが18時までは学校を早退させたりせずに通わせることができる
・初回無料カウンセリングがあるところ
何か所か相談してから決めることも可能
・紹介割引などもあるとありがたい
✅歯列矯正にかかる期間・時期
・治療期間は1年半~2年半が目安、その後歯の後戻りを防ぐ保定装置(リテーナー)を1~3年
・Ⅰ期治療6~10歳、Ⅱ期治療11歳~15歳まで
7割が12~15歳に多い→永久歯に生え変わっている状態で始められる、高校の卒業アルバムまでに治療を終わらせておきたい
Ⅰ期治療の治療費はⅡ期治療より安め(治療内容により異なるが)
✅治療方法(状態や症状による)
・一般的には歯1本ずつにブラケット(アメリカではブレースという)を付けてワイヤーを通して動かすことで治す
・歯の裏側にブラケットを付けるインコグニート(舌側矯正歯科装置)という方法や透明なマウスピースを付けるそこまで歯並びが悪くない人用インザビラインという方法もある
インザビラインに関しては80%が自分の努力で20%が医者の努力が必要
そしてこれらの手法は矯正歯科が行っているところ行っていないところ様々なので素材(メタルなのかクリアなのか)なども合わせて最初に確認する事項となります
✅保険(歯列矯正の病院選びと同じ内容もあります)・治療費
・自分たちが入っている歯の保険会社を確認、保険のネットワーク内の病院に行かないとすごい金額になる
例えば、矯正が有名な先生がいるけど自分の加入している保険に先生が加入していない、だけどもどうしてもその先生に診ていただきたとなると保険診療外で受けるしかない
・子供は保険がカバーすることが多いが(もちろん全額ではない)大人はプラン次第
・保険の適用範囲を確認する
普通の定期健診だけなのか、治療までなのか、歯列矯正まで含まれるかなど
・治療費の算出
息子がお世話になっている歯列矯正歯科医は初回無料カウンセリングの際に提示
上下の歯をすべてを矯正(上顎前突のため)、奥歯が生えてきたがスペースが狭いため変なところに生えてきてしまったのでそのスペース確保のためなどの治療内容
11歳のためⅡ期治療
なにもカバーされなかったら$6,400、今回は紹介割引料金、保険のカバーが引かれて$3,850それを18カ月で月払い
※歯科医によっては一括払いが可能で割引があるところもある
上記料金には毎月通院する治療代、後戻りを防ぐ保定装置(リテーナー)代も含まれる
・アメリカの治療費の相場、基本的ないわゆる矯正で$3,000~$5,000が相場のようです
入っている保険で左右されるのが正直大きなところでもありますが同じ内容で治療を日本で施すとしたらアメリカの場合日本の約半分の額でできるようです
・引っ越しの場合金額もそれまでの支払いでいいし一括で支払っている場合も治療が進んだところまでの支払いで残りは手慣れた感じで(アメリカ人は引っ越しが多いですので)返金してもらえる
✅治療時間
・日本はお値段も高いですがその分やはり丁寧さや親切さ場合によっては過剰なまでに治療に時間がかかるようですがアメリカは早いです(治療内容によりますが)早いからと言って不親切さなども感じられなかったしスタッフの方たちも感じもいいので無駄を省けていいと思います
カウンセリング時を1回目(レントゲン撮影済み)とすると2回目では最初は1時間半ほど見といてくださいと言われましたが実際45分ほどで矯正装置は装着完了していました
その日から1週間以内にもう一度通院して奥歯の輪ゴムを他の器具に付け替え3回目も30分ほどで終了
次からは何もない限り4週間に1回の通院がはじまります
✅デメリット
正直デメリットはないですがあとは個人の問題となります
・決して安いとは言えない(日本に比べたらかなり抑えられる)
・虫歯になりやすいので歯間ブラシや食後のお手入れなど手間がかかる
・矯正したその日は痛みがないですが翌日から2~3日ほどはかなりの痛みが出る
そして器具が柔らかいところにあたるため口内炎になったり皮膚に傷ができる
器具が当たらないようにワックスをもらいましたが根本解決にはならないのでその場しのぎ程度
矯正に踏み切る際にはこれだけは最低限おさえておこう💡ポイント
①保険適用の有無
②治療費用の相談、支払い方法の確認
③抜歯が必要かの確認
④治療完了までのかかる期間
⑤何カ月ごとの通院になるのか
⑥引っ越すことになった場合のこと
矯正時に出てくる単語💡ポイント
①orthodontic treatment→歯列矯正治療
②orthodontist→矯正歯科医
③orthodontic dentistry→矯正歯科
④dentist→歯医者
⑤dentistry→歯科
⑥braces→歯の矯正装置
⑦bracket→ブラケット(歯につける一つ一つの装置)
⑧retainer→治した歯を保つための保定装置
⑨floride→フッ素
⑩tooth decay→虫歯
⑪floss→フロス
⑫false tooth→差し歯、義歯
【ポーチ付きお手入れセット】
歯ブラシ、歯磨き粉、フロス、ワックス他
【オリジナルT】
アメリカらしい
これを毎度着ていくと10回で$10のギフト券がもらえるとか
時間、費用、時期なども含めアメリカ人が簡単に矯正に踏み切れることもなんとなく納得
今、アメリカにいて迷っているなら思い切ってやってみることお勧めします
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