海外転勤諸手続き、渡米前の健康診断は必須、特に注意は子供の注射あれこれ

アメリカに行くに際して重要な健康診断

大人は決められた指定の病院で健康診断を済ませましたが子供は自分たちで手続きをしました

10歳(4年生)と7歳(1年生)の子供をアメリカのテネシー州、ナッシュビルへ連れていきます

出国3か月前以内を目途に健康診断を済ませます

トラベルクリニック(渡航外来)で受診し、英文で診断書をもらいます

こんな感じでした

健康診断の内容自体は採血、体重、身長、尿検査、内科検診でした

足りない予防注接種を受け英文で予防接種記録をもらう

乳幼児であれば問題ないのですが小学生以上になるとアメリカの小学校では、必要なワクチン接種を済ませてないと学校に登校させれない場合もあるので日本にいる間に済ませておいたら少しでもアメリカに行ってからの入学手続きの負担が減るかと思います。

日本とアメリカのワクチン接種については種類と接種時期が異なります。

アメリカのほうが予防接種は多いので同じ月例でも追加で受けなければなりません

種類や数などに関しては州や校区などによっても違うので引っ越し先の学校関係WEBをみるなり駐在の方に相談するなどしておくのがいいでしょう

アメリカにおける接種スケジュールです

※みにくいので予防接種の種類だけ上から書き出します

B型肝炎、ロタウィルス、三種混合、インフルエンザb型菌(Hib)、肺炎球菌、ポリオ、インフルエンザ、MMR、水痘、A型肝炎

ワクチンの問題を解決するために母子手帳を出すわけにもいかないので前もって英文にしてもらっておくと便利でしょう

もちろん現地に日本人医師がいたら翻訳可能ですがいない場合も想定して

ここで気を付けることはBCGです

アメリカでは結核に敏感です。子供がBCGを受けて陽転しているなら「BCGを受けているから陽転している」ということをもし可能であれば日本の医師に証明書を書いてもらうなりしたほうが面倒なことにはなりません

とは言っても現地で証明することがほとんどみたいで結局は結核ではないということを証明するためにX線を撮ったり血液検査をしたりは免れないかなという声が多いです

万全で行ってても現地の医師の証明が必要だったり予防接種が足りなかったりと小児科にかかる可能性は高いと思います

いかにいいホームドクターをもつかにもよりますね

下記、日本とアメリカの予防接種に関する考え方の違いや事情、アメリカに渡航する際の考え方、まとめ重複する内容になりますが参考にしてください

※資料から抜粋

【米国における予防接種事情】

・BCGは行っていません

・日本より多種類のワクチンが混合された混合ワクチンを一般的に使用しています。

・おたふくかぜ単独のワクチンは入手できません。

・水痘単独のワクチンは入手困難です。

・不活化ポリオ単独のワクチンは入手困難です。

・米国で接種が必要となったワクチンが、米国内では単独ワクチンとして入手が困難な場合、ほかの病気用のワクチンも入った混合の接種を行わざるを得ない場合もあります。

・米国における混合ワクチンの接種においてはそれを受けることによって何か重篤な副作用が問題となることはないようです。

だけど接種することにより発熱する頻度が高いため接種時にあらかじめ解熱剤を処方されることも多いと言われています。

(混合ワクチン接種に関しては日本以外の海外ではアメリカに限らず普通です。実際子供が1歳の時にシンガポールに住んでいましたがそこでも5種混合などばしばし打つので娘は翌日目が真っ赤に充血、高熱出ましたがこれははしかの副作用なので問題ないと。解熱剤のみです。子供はしんどそうでかわいそうですが親は病院に足を運ぶ回数日本に比べてうんと少ないので楽です)

【米国における混合ワクチンの例】

麻疹・おたふくかぜ・風疹混合(MMR)ワクチンと水痘ワクチンは別々に接種するのではなく、MMRVワクチンという混合ワクチンで一度に摂取するのが一般的です。

ジフテリア・百日咳・破傷風混合(DPT)ワクチンと不活化ポリオ、ヒブワクチン(Hib)、B型肝炎ワクチンは別々に接種するのではなく、ジフテリア・百日咳・破傷風(DPT)ワクチン・不活化ポリオ、ヒブワクチン(Hib)5種混合ワクチン、あるいはプラスB型肝炎の6種混合ワクチンが一般的です。

※麻疹・風疹・おたふくかぜ・水痘にすでにかかっていれば当然該当ワクチンは不要であるが、いつ感染したかを確認しておくことと、できれば抗体検査をしておいたほうがよい

(予防接種証明書に抗体検査の結果も合わせて記載してもらうとよい)

上記の考え方は、ワクチンの重複接種をできるだけ避けるための方針です

【1歳未満で渡米する場合(以下が一つの考えです)】

・米国の基準では2歳で3回目のポリオ、B型肝炎ワクチン、4回目のジフテリア・百日咳・破傷風混合(DPT)ワクチン各1回の麻疹・風疹・おたふくかぜ・水痘ワクチンそ接種を済ませていること

・BCG未接種であれば

日本でBCGを接種せずに渡米する(米国ではBCGは行われない)

その他のワクチンは日本で定期接種、任意接種にかかわらず年齢相当の日本の予防接種スケジュール通りに接種する

渡米後は、米国で上記の不足分を追加する

【小学校入学前の学年の米国における基準】

・5回目のジフテリア・百日咳・破傷風混合ワクチン(DPT)、4回目の不活化ポリオワクチン(IPV)、2回目の麻疹・風疹・おたふくかぜワクチン(MMR)+水痘ワクチン、3回目のB型肝炎ワクチンの接種を済まされていることが必要とされています。

・BCGやツベルクリン反応の取り扱いに気を付ける

米国ではBCGを行っておらずツベルクリン陽性の場合はBCG接種の既往があっても結核感染の可能性があるものとして取り扱われます。

トラブルを避けるためBCG接種などの日本人の事情を知っている医師に相談するのがよい

・日本脳炎接種については日本で定期接種を受けておられない方が時折見受けられますが、米国では流行地域でないため日本脳炎ワクチンを要求されることはありません。

【小児の予防接種チェックポイント】

・駐在されている方などに現地の日本語対応クリニックや予防接種の実施状況を確認。現地での予防接種実施については日本語対応のクリニックにどの程度可能か事前に電話で相談しておくこと

・学校に入学する場合は、学校が入学に際して要求している予防接種の種類や回数、英文予防接種証明書が必要なのかどうかを確認する。

(同じ国でも、アメリカンスクールと日本人学校では異なる)

・赴任先に合わせて予防接種の接種計画をかかりつけの小児科と相談する

・米国などの予防接種の接種計画が複雑なケースでは、トラベルクリニックでの相談が望ましい。そして英文接種証明書を依頼しておくことが望ましい

【海外の医療システム、ホームドクターの選択】

・日本でいうかかりつけのお医者さん

アメリカやイギリスなどで採用しているシステム

どんな時もホームドクターに相談、専門医による診察が必要な場合はホームドクターから紹介

入院・手術が必要な場合はホームドクターが契約している病院にしか入院できません

ホームドクター選びは非常に重要です。また、ホームドクターを決めておかないといざという時に困ります。

・家族帯同出向者がホームドクターを選ぶ際は、前任者や周囲の人の情報に加え日本人会・地区医師会・薬剤師などに問い合わせて情報をできるだけたくさん集めて決定してください。

・日本語を理解する医師にはかかりやすいという要素はありますが、必ずしも優秀な医師とは限らない場合もあります。現地の言葉に堪能であるか通訳が確保できれば優秀な医師にかかるほうが良いと思われます。

※海外赴任となると会社を通して支払われたり、会社が入っている保険会社が加入しているクリニックでなければならないなどの条件も加味して検討する必要があります

【日本との海外の医療感覚の違い】

・市販薬

アメリカのドラッグストアーやスーパーの薬売り場で買える市販薬(OTC)は日本人でも安心して飲めるものが多いのですが、一般的に体格の大きなアメリカ人向けの用法、用量となっていますので、日本人の体格に合わせて使用料を減らされるとよいと思われます。風邪のひきはじめなどの軽度の症状では市販薬(OTC)で対処、症状が悪化するようであればホームドクターを受診するのが一般的です。

言葉で書いてあるとかなり複雑に思えるし不安、医療費だって日本とどれくらい違うんだろうなど疑問がたくさん。

現地で実際受けた際の状況今後お伝え出来たらなと思います

特に日本人が少ない地域、日本人医師はまずいないと思われる地域なので情報たくさんお届けします

 

 

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